DTPのツボ

DTPをするためにはMacintoshまたはWindowsが搭載されたパソコンとモニタ、データ互換をするためのMOドライブやCD-Rなどのデータストレージが必要です。

また、写真原稿をデジタルデータに変換するためのスキャナや作成したデータを確認するためのプリンタも必要です。特にプリンタはPostScript出力ができるものを選択する必要があります。DTPで作成するデータは安価なインクジェットプリンタではデータに不備があるかどうかを確認することができないからです。

ただし、PostScriptプリンタは高価なので個人で購入するのであれば、最初はソフトウエアのRIPを使ってPostScript出力が可能なものでもよいでしょう。美しく出力できることも大事ですが、それ以前に作成したデータにミスがないかをチェックできることが重要であり、最近の動向として、出力した色が最終的な印刷とマッチしていることが求められるので、カラーマネージメントをすることが求められています。

そのため、カラープリンタを購入する場合は、色の発色をどれだけニュートラルな状態に調整できるかが重要なポイントですので、そのことも考慮して十分に検討しましょう。

カラーマネージメントをしっかり行う場合はモニタも重要で、カラーマネージメントに対応でき、且つDTPでの使用にも耐えるものとなるとまだまだ高価ですので、19～21インチあたりでCRTモニタを選択するのが無難でしょう。流行や見た目ではなく、機能をしっかりと把握して十分に検討してから購入することが大事です。